10回のととけっこー♪

日記

初めての場所や人に囲まれたおはなし会は、幼い子どもにとって、
どんなに不安なことでしょう。
部屋に入ると泣いてしまう子、保護者の背中に隠れる子、固まってしまう子。

でも、♪ととけっこーよがあけたー、とうたい始めると、
こちらを見て不思議そうな表情になります。
繰り返すうちに、少しずつ表情がほぐれていきます。

そこで、「歌詞の一部(まめでっぽう)を子どもの名前にして、うたいましょう」
と言って、参加者全員の子どもの名前を入れて、♪ととけっこーをみんなでうたいます。

10組の参加者なら、10回うたいます。
10回うたっても、子どもも保護者も飽きるなんてことは絶対にありません!
だって、自分の名前(保護者にとっては自分の子どもの名前)を
みんなにうたってもらえるなんて、嬉しいことですもの。

うたい終わると、保護者の顔も明るくなります。
子どもだけでなく、初めてのことは大人も緊張します。
幼い子どもは、保護者の気持ちをしっかり感じているのですね。
わらべうたは、みんなの緊張をすーっとほぐしてくれる“魔法”だなと感じます。 (お)
2024年6月20日                             

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