先日、地元でわらべうた活動を熱心にしているTさんと話をしたときに
Tさんがしみじみ語っていた言葉にハッとさせられました。
「おはなし会で前に座ってわらべうたをする時、ここは特等席だなって涙が出るほど思う」
とー。
ボランティア歴が長くなると、「私はやれるじゃん」と変な驕りや高ぶりが
生まれることがあります。
でもTさんが言っていた「特等席」の意味はこれとは真逆のことでした。
「だって、お膝に抱っこされている赤ちゃんたちの楽しそうな顔、お母さんたちの
幸せそうな顔。こんな最高の笑顔を最前列で見ることが出来るって、お金じゃ決して
買えないものでしょ」
Tさんが、おはなし会で、子どもたちとお母さんをしっかり見ているからこそ、見える
景色であり、何のためにボランティアをしているのかをブレずに持っているからこそ
感じられる幸せだなと、自戒を込めてしみじみ思いました。 (く)
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